春爛漫の候、皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて当館では、震災10年となる今年、当時”華思考”と題し取り上げた
現代いけばな作家 松田隆作氏を再度起用し、「生と死」「時の流れ」を、植物の生命を活かし切る造形で表現した”華思行Ⅱ”を開催いたします。
終わりの見えないコロナ禍において、制作の過程や発表の場も危機的な状況に立たされています。
しかし、誰の中にでもある芸術性が「表現」となるからこそ、いつの時代も人の心を動かしてきたのだと我々は信じています。美術館という存在が、たくさんの方に感動や気付き、明日への力を与えることを願ってやみません。
今年度も当館では、感染症対策に万全を期しながら、企画展及び各種イベントを行ってまいります。
皆様には、変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますようよろしくお願いいたします。