里山人間学第2回講義「東北学から武蔵野学へ」
東北の地を隈なく歩いて「東北学」を提唱した氏の宣言は、いまだに東北の未来図を描き切ったものとして高く評価され、さまざまな指針に取り上げられております。その後、氏は「武蔵野学」を提唱し、再び、地域の固有性に向き合おうとしています。「武蔵野学」は新しい東北の学の始まりであるかもしれません。講師と共に、地域を考え、そこから現代に有効な地域思想を紡いでみましょう。
日時:9月21日(土) 13:30〜
場所:カフェ
料金:1,000円
講師:赤坂 憲雄
主催:NPO法人帰園田居創生機構
平成31年度地域づくり団体活動支援事業
赤坂 憲雄 学習院大学教授、福島県立博物館館長。専門は東北文化論と日本思想史。東北学を掲げて、地域学の可能性を問いかけてきたが、東日本大震災を経て、東北学の第二ステージとさらには武蔵野学を探り始めている。主な著書に、「異人論序説」「排除の現象学」(ちくま学芸文庫)「岡本太郎の見た日本」「性食考」(岩波書店)「司馬遼太郎 東北を行く」(人文書院)など、多数。
民俗学者である赤坂氏が、若き頃の体験を振り返り、民俗学における聞き書きの重要性を説いた。長年の盟友である、風の沢ミュージアム館長・森繁哉と共に、地域思想についての対談も織り交ぜながら進行。当日は市外からの参加者が多く、講演後も熱心に質問する姿が見られた。