くりはら万葉祭 -土と火のまつり-

パフォーマー・オブジェ作家

畑岡獅子舞(若柳中学校)
宮城県栗原市若柳 獅子舞

2013

パフォーマンス紹介

パフォーマンスについて

大太鼓、小太鼓、横笛の調和のとれたお囃子と、勇壮な獅子舞との融和。

旧藩政時代、お蔵場の蔵入の日(重陽の節句)に毎年の行事として鎮守の熊野神社に奉納後、地区内をねり廻り主として病難火難、盗難の疫除を祈願して来ましたが、特に有名になったのは、慶応年間(1865~1868)仙台藩がその領有三百余歩に灌漑する杭ケ浦沼の開拓改修事業の竣工に当たり百姓弥助、市郎右衛門、順蔵などが堤上で獅子舞を演じたところ、担当奉行からお褒めの言葉をいただき、「弥助の太鼓は格別なり」とお引出物を賜り大いに面目を保ち、その後、弥助ばやし獅子舞と称するに至ったといわれております。

曲は、神様を招く囃子の「御神行ばやし」、主に道中を練り歩くときの囃子で、力強い大太鼓に見ごたえがあり勇ましい曲の「外ばやし」、人々を寄せ集めるために作られた曲と言われ、賑やかなかけ声と活気ある大太鼓に勇壮な獅子舞が振付され、終始心を浮きたたせるような楽しい曲の「内ばやし」の3曲です。

(宮城県教育委員会「宮城県の文化財 無形文化財・民俗文化財・保存技術」より) 

https://www.pref.miyagi.jp/documents/18182/95939.pdf