くりはら万葉祭 -土と火のまつり-

パフォーマー・オブジェ作家

真山神楽保存会
宮城県大崎市岩出山 南部神楽

2023

パフォーマンス紹介

パフォーマンスについて

 真山神楽保存会 真山神楽は南部神楽に分類されます。古来より伝わる山伏神楽が江戸末期に民衆に伝わったことで始まった一関市の達古袋神楽をルーツとして、明治16年に栗原市一迫の沖田東之介氏によって大崎市岩出山の真山地区に伝えられました。以降、真山地区では、明治・大正期に4つの神楽組が生まれ、南部神楽文化が根付いた地域となりました。

 「真山神楽保存会」は古くからある神楽組ではなく、昭和46年に真山近隣の「美山青年会」メンバーが「青年会で何すっぺ。んで神楽でもやってみっか」という、いわゆる若者のノリで始まった団体です。当時の神楽の名手であった葛岡神楽の高橋与吉氏に師事し稽古を積んだことで、メジャーな神楽大会でも優勝するほどになり、現在は大崎市の無形文化財にも指定されております。

 派生団体としては、昭和59年に大崎市岩出山の旧・上野目小学校が鶏舞を伝授されて以来、平成30年に閉校するまで34年間学校教育での伝承が続け、閉校した今も地域の有志で「上野目神楽鶏舞伝承クラブ」として伝承を続けております。 近年はその「上野目神楽鶏舞伝承クラブ」の比較的若いメンバーが真山神楽保存会に入会し、教えを乞いているところで、現在再び盛り上がっているところである。

 主な演目 式舞「鶏舞」「榊舞」「三番叟」「岩戸入り」「種蒔き道化」 劇舞「安倍保名」「曽我兄弟」「屋島合戦」「釣り針」