くりはら万葉祭 -土と火のまつり-

パフォーマー・オブジェ作家

上野目神楽鳥舞伝承クラブ
宮城県大崎市岩出山 南部神楽

2023/2024

パフォーマンス紹介

パフォーマンスについて

上野目神楽は「南部神楽」に分類されるもので、古くより伝わる岩手県南の山伏神楽をルーツとして、民衆に伝わり、明治時代に旧岩出山町地区に伝播。

当神楽の始まりは昭和59年、真山神楽保存会の指導の下、大崎市岩出山にあった、上野目小学校のふるさと教育の一環として「鳥舞」が取り入れられたことです。それ以来、40年間、小学校と地域が一体となり続けてきました。

平成30年の小学校の統廃合により学校教育での伝承は終わりましたが、上野目小学校、神楽関係者、卒業生の有志が中心となって、「上野目神楽鳥舞伝承クラブ」を設立し、地域文化として受け継いでいます。

「鳥舞」は、神代の頃、天岩戸に籠った天照大神が、天岩戸からお出ましになった際に皆が喜び舞う中での鶏の舞いを表したものと言われています。

この鶏舞は、南部神楽の中でも神々に奉納する舞としてもっとも大事な舞であり、南部神楽の基本動作が詰まっています。舞い手は鶏の喜びを表すことで神々に感謝し世を寿くとともに、踏み足で地を鎮め、右手の幣束で邪気を祓い、左手の扇で良い運気を集め届け、ご覧いただけく皆様のご健康やご多幸を祈願し、演舞をいたします。

photo by 土屋 聡