風の沢変遷

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風の沢ミュージアムオーナー杉浦節美は、とあるご縁からこの地と家たちに巡り合いました。
20年以上誰も人が住んでいなかったこの家たちは、鬱蒼とした木々に囲まれ、投げられたゴミの中に埋もれていました。裏山が崩れ家の中に入り込み、土台や床は腐り建物は傾き朽ちようとしていました。しかし、幸いな事にトタンで守られていた屋根のお陰で構造材に傷みはなく、屋根も差しガヤとよばれる方法で直す程度で済みました。

出来る限り建てられた当初、200年前の姿に美しく戻そうと地元の大工さんをはじめ多くの職人さんや御年寄りに教えていただきながら、修復を続けていきました。
最初はお風呂も無く、毎日近くの川渡温泉まで通いながら、軽トラ、刈り払い機、チェーンソーなどを手に、密林のようになった裏山を切り開き、地べたに這いつくばりながら竹藪を掃除しました。

そのかいがあってなのか、徐々に家たちと山が本来の姿に戻っていき、先人が磨いてきた床もツヤを取り戻し、日に日に家たちが元気を取り戻していくのを感じていました。

徐々に形が整いはじめ、民宿という案もあったのですが、ご縁があったこの栗原の地に、余所の風を吹き込ませ新たな栗原の風で、人が集い、表現する空間として「風の沢」と名付け、ギャラリーをオープンさせました。

その後、様々な企画展示をしていく中で、ギャラリーという枠に収まらない活動を続けていくため、名称を「風の沢ミュージアム」へと変更し、現在に至ります。

今後はより地域の文化発展に貢献できますよう、さらなる公益的活動を目指しております。