催しもの

 新年のご挨拶

みな様、新年あけましておめでとうございます。
昨年中のさまざまなご支援とご鞭撻に深く感謝申し上げ、平成最後の年となりました今年度、2019年のご挨拶をさせていただきます。
振り返りますと昨年は、新しい道をそれこそ幼児の如くに歩んだ一年ではなかったかと思います。地域における本格的な「学びの場・芸術の場」を創造するべき第一歩は、やはり、たどたどしく未熟なものであったと思っております。それでも、みな様方の介添えを得て、「藝術民俗機構」の主軸とあります「田園学舎」を立ち上げ、更に、芸術創造の本源的「地方性」を発信する機関としての役割を果たすべき、さまざまな企画を充実させてまいりました。
地方文化の調査に始まり、芸術の地元性を実践する企ては自負的ではありますが、芸術が地方のなかで発生しうる可能性を示したのではないかと考えております。激しく変貌する時代にあって、人と人を、人と社会を繋いでいくかけがいのない紐帯を芸術こそが担っていくという信念を、少しだけ示せたのではないかと考えております。すべては、みな様方のご指導の賜物と考えております。
そして、今年度に当たりましては、昨年からの企画を、より強力に推し進めながら、そこに「地元芸術の発見」、「地元支援者との連携」、「地元芸術の創造」という視線を導入して、本施設の足場固めに当たりたいと考えております。
地方からの発信というテーマはよく語られる言葉ですが、文化のローカリティーを充実させていく仕事は、なかなか困難であります。一回限りのイベントに終始することなく、芸術創造の根源を、それどれに固有な地域から生み出していく作業は、まさに文化的事業です。そうした歩みを辿ることこそみな様方のご支援に報いることだと、スタッフ一同、肝に銘じ、精進してまいりました。
具体的には、随時お示しいたしますが、今期より、「週末催事型開館」に致し、地域文化を理解していく「歳時記」に則りながら、広く参集者の輪を広げていきたい所存であります。そして、施設の利活用を最大限に促すために各施設の横断的な運営も試み、多様な楽しみを来館していただいた方々にご提供いたします「参加型・ワークショップ方式」の導入も図りたいと考えております。
こうした芸術創造、文化創造を、更に、発信すべき手立てである「手を繋ぐ・芸術」の導入も図りながら「藝術民俗」が真に社会的知として機能していく道も模索いたしたいと考えております。
こうした試みのすべてが、みな様方のご指導によるものであることは申すまでもありません。スタッフ一同への変わらぬご鞭撻をお願いいたしまして、代表して、新年のご挨拶といたします。

 一月吉日   

風の沢ミュージアム館長 森繁哉

COMING SOON
平成31年4月14日(日)オープン!